CarbonX™CF-PEEK炭素繊維強化PEEK 3Dフィラメント
CarbonX™CF-PEEKは、FFF / FDM 3D印刷の主要なポリマーの1つです。優れた剛性、強度、寸法安定性のために高弾性炭素繊維を使用して作られています。
PEEKは、これまでに発明された最高性能の熱可塑性プラスチックの1つです。シール、ギア、ブッシング、ベアリング、ポンプおよびコンプレッサーのコンポーネントなど、最も要求の厳しいアプリケーションで使用されます。自動車、航空宇宙、防衛、半導体、石油/ガスなどの産業は故障することが許されないためPEEKを使用した部品を使わざるを得ません。
CarbonX™PEEKの特性は以下の通りです。
PEEKは、250°C(482°F)を超える温度での沸騰水および過熱蒸気(滅菌/オートクレーブ)での加水分解に対する優れた耐性を備えています。
PEEKの一般的な熱特性は次のとおりです。
CarbonX™CF-PEEKは、炭素繊維で強化され研磨されているため、真鍮製ノズルでは摩耗が大きくなります。スチール製ノズルをお勧めします
CarbonX™PEEKを使用した造形
PEEKの溶融温度(Tm)は343°Cであるため、ノズル温度が400°C以上出せるエクストルーダーが必要になります。ガラスまたは金属のプレートに専用の糊を使うことが必要です。
PEEK関係のフィラメントは必ず乾燥させてからご使用ください。また、保管時にもごく低湿度の環境を必要とします。
乾燥目安:120℃で4時間
120℃に加熱したヒーテッドベッド上に、段ボール箱に入れたフィラメントを4時間放置します。乾燥を確認後造形を行います。