CarbonX™PEI + CF [Aerospace]は、SabicUltem™9085 PEI（ポリエーテルイミド）とTorayTorayca™T800Aerospaceグレードのカーボンファイバーを使用して作られています。東レのT800航空宇宙グレードの炭素繊維は、優れた強度と剛性を提供し、Ultem™9085との結合に優れており、優れた可燃性、耐熱性、機械的、化学的耐性を備えた優れた素材を生み出します。

Ultem™9085は、FSTアプリケーション（炎/煙/毒性）に対してFAA承認済みであり、FAR25.853およびOSU65 / 65規格に適合しています。東レT800カーボンファイバーは直径5µm（標準カーボンファイバーの場合は7µm）で、標準カーボンファイバーを使用する場合よりも材料1cc3あたりのファイバー数を増やすことができます。これにより、優れた寸法安定性と印刷適性を維持しながら、優れた強度と剛性が可能になります。

製品属性は次のとおりです。

• 高い熱特性、186°CのTgおよび165°CのHDT
• Ultem™9085ベース樹脂による固有の難燃性
• 構造用途向けの剛性と強度の向上
• 優れた寸法安定性–未充填グレードと比較して、CTE、反り、収縮が低い
• 自動車用液体、完全にハロゲン化された炭化水素、アルコール、水溶液など、さまざまな化学物質に対する耐性

ULTEM™PEIの一般的なアプリケーション：

航空宇宙：  ULTEM™9085の難燃性、低発煙性、および低煙毒性の優れたバランスにより、航空宇宙および航空機用途の優れた候補となっています。ULTEM™9085は、FAR25.853およびOSU65 / 65に適合し、毒性、煙および炎の発生が少ないです。  Ultem™樹脂は、パーソナルサービスユニット、酸素パネルおよびコンポーネント、換気システムコンポーネント、コネクタ、ケーブルダクト、ラッチ、ヒンジ、食品トレイコンテナ、ドアハンドル、内部被覆部品などのアプリケーションに使用されています。 

自動車/輸送：  Ultem™樹脂は、自動車メーカーに、一部の用途では鋼に取って代わるのに十分な強度と、他の用途ではアルミニウムに取って代わるのに十分な軽量の、高性能、耐薬品性、熱安定性、費用効果の高い金属の代替品を提供します。トランスミッションコンポーネント、スロットルボディ、イグニッションコンポーネント、センサー、サーモスタットハウジングなどのアプリケーション

電気/電子機器：  ULTEM™樹脂は、コネクタ、ハウジング、シャフト、レバーなどのMCBコンポーネント、ハードディスクドライブ内部、FOUP、BiTS、PCB、MCCB内部、プレナムデバイス、LCDプロジェクターなど、今日の要求の厳しい電気アプリケーションに最適な材料です。内部、燃料電池コンポーネントおよび他の多くのアプリケーション。 

フィラメント仕様：

• 直径：1.75mm（+/- 0.05mm）

推奨される印刷条件：

• 押出機：365-390°C 鋼鉄製推奨
• ベッド温度：140-160°C
• ベッドの準備：ナノポリマー接着剤、ポリイミドテープ、またはUltemPEIテープが最良の結果をもたらします
• その他：印刷速度16mm / sを開始点とする冷却ファンなし。積層は0.25ｍｍ以上
• 加熱チャンバー：推奨、チャンバーは反りを減らし、層の接着を改善します。装備されている場合は最大180°Cです。
• サポート：ThermaX HTS High-Temp Supportは、このような複雑で高温の材料に最適です。
• 乾燥手順：140°Cで4時間。